【忍野八海】忍野村にある富士山の湧き水が人々を魅了する8つの神秘的な池とは。

忍野八海

忍野村にある”80年の歳月をかけてろ過された”湧き水の池を見に行こう!

こんにちは!

今回は以前からヒジョーに気になっていたあるBIGな観光スポットに行ってまいりました。なんと、その村には富士山世界文化遺産の構成資産がもあるんです!!!

一つの村に富士山世界文化遺産の構成資産が8つもあるのは衝撃です。ここは富士吉田市じゃないにしても、よしべぇ編集員としては駆けつけないわけにはいきません。というわけで、今回は富士吉田市の隣町、忍野村の「忍野八海」をご紹介します!

いくべぇ
構成資産とは、富士山が「信仰の対象」「芸術の源泉」となった価値を具体的に証明できる文化資産のこと。構成資産は全部で25か所あるけれど、このうちの8つが忍野村にあるんだよ。

1. 忍野八海がある忍野村とは?
2. 忍野村にある忍野八海とは?
3. 忍野八海は予想をはるかに上回る美しい観光地だった!
4. 一番人気の中池はまさかの”八海”ではなかった?!
5. 忍野八海はやっぱり一見の価値がある場所でした。

1. 忍野八海がある忍野村とは?

忍野村

忍野村は、山梨県南都留郡の村。四方を山に囲まれた海抜936mの盆地を中心に村域が広がり、東部の内野地区と西部の忍草地区の2つの集落から成ります。

南に富士山(標高3,776メートル)、東に石割山(標高1,413メートル)といった山々に囲まれ、村内には山中湖から流れ出る桂川と、その支流に新名庄川があります。忍野八海にみられるように湧水が豊富で水質がよく、水量・水温ともに安定しています。

「忍野八海」のある忍野村から望む富士山は、昔から「忍野富士」として愛されてきました。ひときわ美しい富士山を望む集落から、こんこんと湧き出す透明な泉を昔の日本人はどのように見ていたのでしょうか。昔からの忍野富士に抱いたイメージは、「茅葺屋根・水田・雪景色の農村」など故郷の原風景を思い起こすような素朴で清らかな富士山でした。新名庄川「お宮橋」付近の土手では、春には約100本のソメイヨシノの並木とともに白雪まぶしい忍野富士を望むことが出来ます。

他にも大陸性のさわやかな気候、動植物の豊かな生態など、富士山と密接な関係にある忍野村には自然の魅力がいっぱいです。

忍野村

忍野村のトウモロコシはとても甘みがあり、旬の時期である8月頃には、畑で収穫してそのまま生で食べられるほどみずみずしさがあります。トウモロコシの糖度は20度前後。これはブドウ並みの甘さです。寒暖差があるとおいしい野菜が作れるといいますが、それは厳しい環境下にあると野菜自身が糖を活発に生成するためです。

そのため、忍野村をはじめとした富士北麓地域は、野菜づくりに恵まれた土地なのです。村内では所々で干したトウモロコシを見かけます。

2. 忍野村にある忍野八海とは?

8つの湧き水は、まず富士山に降った雨雪が山体の奥深くに染み込み、溶岩層の間を通って溶岩流の末端部分から湧き出しているのが大まかな仕組みです。10年、20年という歳月をじっくり溶岩層でろ過され、綺麗に澄み切ってミネラルを豊富に含んだ湧き水です。

そんな富士山の自然の営みが、ただ純粋に大いなる神秘として受け止められていた昔、8つの泉は美しい泉というだけでなく、”八大竜王”により守護された富士山の霊場でした。”八海”という名称は、江戸時代の終わりころに忍草(今の忍野村)にいくつも沸いていた湧水池から8つが霊場として選ばれ、富士山登山前の禊の水行として「元八湖巡り」が行われていたことに由来しています。8つの湧水池の配置は北極星と北斗七星のの形をとっているとも言われています。「富士山根元八湖霊場」は元八湖信仰として大変栄えたものの、明治期の廃仏毀釈囲碁、富士講とともに元八湖信仰は衰退していきました。

かつての八大竜王は、今は忍野八海として「湧池」を中心に7つの湧水を散策しながら巡ることが出来ます。

2013年、「富士山世界文化遺産」の登録で忍野八海が構成遺産になり、再び各地の傍らにたつ石碑が注目されるようになりました。石碑には、往時の霊場の番号、竜神名、泉にまつわる伝説や和歌などが刻まれていて、富士講の時代にさかのぼって元八湖霊場を回ることが出来ます。

3. 忍野八海は予想をはるかに上回る美しい観光地だった!

さて、今回は富士吉田市から少し離れた場所へ行くので、バスを利用します。

河口湖駅

コチラの河口湖駅を利用します。なぜならば、忍野八海行きバスは河口湖駅発着が一番多いからです。大体30分おきに発着します。

河口湖駅の周辺には河口湖をはじめ、数多くの観光スポットが集まっているので多くの観光客がいます。平日だと海外からの観光客が大多数を占め、日本人を見つける方が難しいほどです。よしべぇ編集員が訪れたのは平日のお昼頃でしたが、各バス停には長蛇の列が出来ていました(汗)。

河口湖駅

「忍野八海」行きのバスは、6番乗り場から出発します。関係ないですが、この駅にはご覧の通り「御殿場プレミアムアウトレット」行きや「飛騨高山」行きのバスがあり、観光客だけじゃなく地元の方にとっても欠かせない主要駅であることが分かります。

河口湖駅

バスに乗り込んだら、揺られること約15分。

バス停「忍野八海」に到着です!

忍野八海

ちなみに僕が乗ってきたバスはコチラ。この周遊バスはルートによって色が三色(緑・赤・青)に分けられます。この緑のバスは主に富士吉田・忍野八海・山中湖を回ります。

忍野八海

バスを降りると、目の前には「忍野八海」の文字が!ここから約5分歩けば、忍野村の中心地に入ります。

忍野八海

この通りには観光客向けに多くの出店が並びます。平日にも関わらず多くの人で賑わっていました。

忍野八海 忍野八海 忍野八海 忍野八海

先にお伝えした通り、

忍野村は標高約940mの高原に位置するため高原野菜の美味しさは格別です。野菜以外にも、ドライフルーツやスカーフ、可愛らしい陶芸品も。食べ歩きをしながらバリエーション豊富なお土産を見て回るのもオススメ。

忍野八海

さて、

出店が集まる通りを抜けるといよいよ忍野八海入り口です!

忍野八海

忍野八海はその名の通り「8つの池」で構成されています。その8つの池の名前は1番霊場から8番霊場までの「出口池(でぐちいけ)」「お釜池(おかまいけ)」「底抜池(そこなしいけ)」「銚子池(ちょうしいけ)」「湧池(わくいけ)」「濁池(にごりいけ)」「鏡池(かがみいけ)」「菖蒲池(しょうぶいけ)」。

もちろん、すべてが自然の力により発生した池なのでバラバラに点在します。それらを観光客は探し見て回ります。忍野八海のエリアは直径で2㎞圏内くらいになります。

忍野八海

一番最初に現れるのが5番霊場の「湧池」。富士山の構成遺産には忍野八海に限らず、このように「World Heritage」と書かれた看板があります。池には鯉やマスが泳いでいて、池の中に彩を加えます。

池によっては結構離れた場所にあったり、有料エリア(榛の資料館)に入らないと見ることが出来ない池もあります。忍野八海の周辺マップを事前に手に入れたり、スマホで池の位置をチェックすることが大事ですね。

忍野八海

忍野村には観光客向けにお土産が買える広いエリアがあります。

忍野八海、よもぎ饅頭 忍野八海、よもぎ饅頭

忍野八海名物「よもぎ餅」を頂きました。香ばしく焼き上げられたよもぎ餅は1個から購入できます。1個150円なり。

忍野八海

富士山の湧き水を飲めるコーナーがありました。長い年月をかけて、富士山の溶岩を潜り抜け忍野八海まで届いた湧き水です。せっかくなので一杯頂きました!

霊水とも呼べるこの湧き水を無料で飲めるなんて…有難くいただきました。

4. 一番人気の中池はまさかの”八海”ではなかった?!

言わずもがな、

ここ忍野村の一番の見どころは「忍野八海」です。八つの池です。観光客の皆さんもその八つの池を見に行くのですが…。

実は、この八つの池以外の池が存在します。

そして、その池が最も観光客に人気があると言えてしまう代物なのです。それがこちら!

忍野八海、中池

編集員「これは凄すぎるΣ(・□・;)」

いや、ホントに驚きました。

この池は中池と呼ばれる一番面積の広い池です。そして、この円状の場所に限っては水深が7mを超え、八つのどの池よりも深いのです。僕自身、この池は忍野八海の内の一つだろうと思っていましたが違ったのです。他の観光客の皆さんの中にも勘違いしている人はいたと思います(笑)。

それほど美しいこの池にはたくさんの人だかりができます。

忍野八海 忍野八海

水深はなんと8m!それなのに池の底まで見えるほど、水の透明度は高いです。

忍野八海 忍野八海 忍野八海

泳いでいる魚は黄色・青・白など非常に鮮やかです。看板には73歳にもなる鯉がいると書いてありました(笑)。すごいですね。

忍野八海

忍野八海

5.忍野八海はやっぱり一見の価値がある場所でした。

世界文化遺産「富士山」の構成資産の忍野八海はいかがでしたでしょうか。江戸時代には富士山に入山する前に身を清めてるために訪れる巡礼地は今もなお神秘的で美しいパワースポットとして残っていました。

今回8つ全ての池を回ることはできませんでしたが、十二分に美しい池を堪能できました。富士山信仰の歴史に興味がある方や、透き通るような美しい池を見たい方にはかなりおすすめできます。もし時間に余裕があれば、中心地から少し離れた一番霊場の「出口池」から順に八湖を巡れば、何か感じるものがあるかもしれません。富士吉田市へ来られた際は是非寄ってみてくださいね。

忍野八海