冨士山下宮小室浅間神社-“下浅間”の愛称で地元から親しまれる由緒正しい神社へのアクセスや駐車場を解説-

小室浅間神社

小室浅間神社は地元市民から愛される”地域密着型”の浅間神社

冨士山下宮小室浅間神社は富士吉田市の下吉田エリアにある浅間神社です。

「浅間神社」とは富士山をご神体として、小高い丘の上から霊峰・富士を遥拝する信仰から生まれた神社のことです。現在は全国に1300社以上もあるといわれています。

富士吉田市内には浅間神社が2社あります。下吉田にある小室浅間神社と、上吉田にある北口本宮富士浅間神社です。

富士吉田は下吉田エリアと上吉田エリアで分けられており、その境界線は富士吉田のシンボル「金鳥居」です。金鳥居を境に、【富士山に近い神域の上吉田】と【人間の住む俗界の下吉田】といった意味合いで上・下と分けられています。

北口本宮富士浅間神社のある上吉田エリアには、御師の家をはじめとする富士山信仰の歴史が今なお色濃く残っています。対照的に、小室浅間神社は農耕信仰を基本とする地元民と深い関わりを持ってきました。

今回は小室浅間神社の境内へご案内すると同時に、神社から富士山が見える絶景スポットをご紹介します。

浅間神社、神社に興味がある方にはとてもオススメなので是非最後までご覧ください。

小室浅間神社までのアクセス

下吉田駅
小室浅間神社の最寄駅は富士急行線「下吉田駅」です。下吉田駅から徒歩10分ほどの距離です。

下吉田駅を出たら左へ進み、すぐに右に曲がります。本町通りまでのアクセスと一緒なので、以下の記事と併せてご覧ください。

【本町通り-SNSで話題の富士山絶景スポットまでのアクセスや行き方を解説-】を読む

小室浅間神社アクセス

矢印のある通りから小室浅間神社への入り口が2か所あります。

小室浅間神社

①の入り口は、「宮川橋北詰」信号を右に曲がったところになります。車でお越しの方は赤い鳥居をくぐって境内に入ることが出来ます。

小室浅間神社アクセス

2か所目の入り口は、「吉田本町郵便局」を少し過ぎたところにあります。

小室浅間神社 小室浅間神社

こちらが2か所目の入り口です。今回はここから小室浅間神社に向かいたいと思います。

小室浅間神社

神社の入り口まで石畳の参道が100mほど続きます。

参道の上には提灯が連なり、夜には提灯がライトアップされます。

流鏑馬祭り

参道の中間地点に来ると、ちょっと不思議な空き地?に出ます。

ここは流鏑馬祭りという年に一度のお祭りに使う広場になります。

 

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流鏑馬祭りは、平安時代末から800年以上も続く由緒ある神事。俊足を誇る馬に跨がった射手が次々と的を射ていく姿は圧巻です。

小室浅間神社 小室浅間神社

小さな橋を渡ると大きな朱色の鳥居が現れます。

数日前に改装されたばかりの鳥居は、とてもきれいに塗装されていました。

小室浅間神社

御祭神は「木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)」

小室浅間神社

境内案内図

小室浅間神社

ご由緒・御祭神・ご神徳

手水舎の龍と富士の競演!小室浅間神社の富士山絶景スポットがコチラ!

小室浅間神社 小室浅間神社

鳥居をくぐってすぐのところに「手水舎」がありますが、実は手水舎が富士山絶景スポットです。手水舎は拝礼の前に手を洗い口をすすいで身を清める場所のことで、小室浅間神社の手水舎の水が出るところは龍の形をしています。

小室浅間神社

手水舎の丁度後ろに富士山が映り込んでいます。まさに手水舎の柱が額縁のように富士山を囲っています。

小室浅間神社 小室浅間神社

ズームしてみるとこんな感じです。

さらに龍が迫力満点です

小室浅間神社 小室浅間神社

小室浅間神社の本殿の屋根は緑色で、一間社(正面柱間が一つで、御扉が一つの本殿)としては山梨県で最大規模の本殿だそうです。

小室浅間神社

先ほどご紹介した、流鏑馬祭りの馬主を募集していました。

小室浅間神社 小室浅間神社

本殿向かって左側には「大塔宮護良親王桂之古跡」があります。

後醍醐天皇の第1皇子で大塔宮と呼ばれた護良親王は鎌倉に幽閉の末殺害されます。親王の首を西へ逃げる妃の雛鶴姫が運びますが、現在の都留市朝日曽雌で息絶えてしまい、その後、親王の首は小室浅間神社の桂の木の下に埋葬されたとされています。

詳しくはコチラをご覧ください。

さらに奥に進むと「富士山溶岩流 剣丸尾溶岩」が現れます。

流れ出た溶岩が均一に固まらず、起伏のある岩の堆積地帯を丸尾地形といいます。溶岩トンネルや溶岩樹形など様々な表情を無ることが出来ます。

剣丸尾溶岩は西暦937年、富士山の噴火の際に流出した溶岩のことで、富士山から富士吉田市上暮地まで流れました。

流鏑馬祭りの主役!神場馬のシロ!

先ほどご紹介した、流鏑馬祭りに登場する神馬は小室浅間神社で生活しています。

神馬の名前は「シロ」くん。シロ君の他にもポニーや木曽馬などがいます。

張り出してあった看板を読むと、ニンジンは与えても良いみたいです。

シロ君が走る流鏑馬祭りは山梨県の無形文化財に登録されています。毎年決まった時期(9月中旬)に行われるので、タイミングよく富士吉田市に観光に来た方は是非流鏑馬祭りも見て行ってください。

小室浅間神社の駐車場は?

小室浅間神社
はじめに説明したように、車で境内に入るには「宮川橋北詰」信号を赤い鳥居のある方に曲がります。

小室浅間神社 駐車場

鳥居をくぐって直進すると、右手に「小室浅間神社入り口 車出入口」という大きな看板が見えてきます。

小室浅間神社
敷地はとても広いですが、本殿側(写真向かって左)に駐車するようにしましょう。

小室浅間神社

小室浅間神社では「車祓い(くるまばらい)」もすることができます。

交通安全を祈願し、主に神社で車とドライバーがお祓いを受けることです。

まとめ

小室浅間神社

小室浅間神社はいかがでしたでしょうか。

上吉田にある北口本宮富士浅間神社のような派手さはありませんが、地元民に愛される地元密着型な浅間神社であることが分かりました。

近くに寄ったら是非お立ち寄りください。

アクセス

スポット名 冨士山下宮小室浅間神社(下浅間)
所在地 〒403-0004
山梨県富士吉田市下吉田3-32-18
営業日 年中無休
駐車場 あり
トイレ あり
車でのアクセス 中央自動車道河口湖ICから約12分
中央自動車道富士吉田西桂スマートICから約9分
東富士五湖道路山中湖ICから約14分

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小室浅間神社

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