忠霊塔は世界中から観光客が訪れる絶景スポット
カメラチャリ野郎のしゅんたです。
今回は、山梨県有数の富士山絶景スポット【忠霊塔】に行ってきました。元々、忠霊塔は第一次世界大戦時期の慰霊の塔として建てられました。
近年は富士山が世界遺産に登録されたことにより、世界中から富士吉田市に観光客が訪れ、忠霊塔は観光スポットの一つになっています。
この記事では忠霊塔やその付近の解説だけでなく、最寄駅の富士急行線「下吉田駅」からのアクセス方法から詳しく解説します。
また、今回は夜に忠霊塔に行った時のレポートなので、日中とはまた違う忠霊塔からの景色・様子を楽しんで頂ければと思います。
忠霊塔までのアクセス方法
忠霊塔は山梨県富士吉田市の新倉山中腹に位置する新倉山浅間公園内に建っています。河口湖から車で20分、富士山駅から車で10分ほどの距離です。
忠霊塔のある新倉山浅間公園付近には無料駐車場がありますので、お車でお越しの方はそちらをご利用下さい。
今回は徒歩で忠霊塔まで行ってみたいと思います。
忠霊塔の最寄駅は富士急行線の下吉田駅です。近年、忠霊塔からの景色を一目見ようと多くの観光客が下吉田駅を利用するので、駅には忠霊塔までの地図や看板が多く見られます。
ではさっそく忠霊塔に向かいます。下吉田駅から出たら右手に進みます。
踏切を渡ると「歩行者は左」「車は右」の看板があるので左へ曲がります。こういった看板が道中には設置されているので初めての方でも道に迷うこともないかなと思います。また英語でもしっかり表記されているので海外からの方も安心です。
田んぼと民家の間を通るくねくねとした道を進みます。ここから忠霊塔を見つけることが出来ます。
この道のタイルには、忠霊塔から見た四季折々の風景が描かれています。
忠霊塔から見る景色の中で最も人気なのが春に見る【桜×富士山×忠霊塔】。それ以外には夏の新緑、秋の紅葉、冬の冠雪富士など見どころは四季それぞれ違います。そんな違いをこのタイルは観光客に教えてくれます。
その後も看板の案内に従って進んでいきます。高速道路下を進むと忠霊塔のある新倉山浅間公園への入り口が見えてきます。
394段!?忠霊塔までの道のりは長し…
新倉山浅間公園の入り口に到着しました。下吉田駅から大体10分くらいの距離です。
入り口には2本の灯篭が立っています。この日は夜7時くらいに入り口に到着したのですが、灯篭の灯りが消えていました…。
「せっかくきたのにショック!」と思っていたら、
点灯しました。灯りが点いたときに時計を見たらPM7:09でした。大体このくらいの時間に点くみたいです。ちなみに灯りは24時間点いているわけではないので、このあたりが心配な方は予め市のホームページを確認したり、電話で確認するのをお勧めします。
参道を進むと大きな朱色の鳥居が見えてきます。
実はこの鳥居のある場所も富士山絶景スポットになっています。
写真を撮り忘れたので、朝に撮った写真がこちらになります。鳥居が額縁のように富士山を囲っています。一つの絵のようですね。
鳥居をくぐると広場になります。このまま左奥に進むと浅間神社です。
こちらが新倉山浅間神社です。浅間神社とは富士山をご神体とする、全国に1,300余ある神社です。ご祭神は、美の象徴として知られる木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)です。
お参りを済ませたら、先ほどの広場の方へと戻ります。ここから忠霊塔のあるところまで階段を登っていくわけですが、その数なんと394段。
先ほど紹介した、浅間神社の御祭神【木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)】のサクヤからちなんで394段とされています。
この階段を登るのはかなり大変なので、階段の途中途中にあるスロープを利用するのもオススメします。
階段を登っていくと愛宕神社があり、お参りして通過します。
少し登ったところで休憩ついでに後ろを振り向くと、富士吉田の街並みが見えてきます。
まだ半分程度。さらに登っていきます。
イノシシ&サルに注意だそうです。
だいぶ登ってきました。忠霊塔まであと少しです!
忠霊塔に到着!世界中から観光客が訪れる絶景スポット
394段の階段を登り切った先には朱色の忠霊塔が待っていました。
非常に色鮮やか朱色の五重塔ですね。まさに日本らしい建造物と言えます。
忠霊塔の周りは広場になっており、水飲み場もあります。(※冬季は凍結防止のため水道が止まっていることもあります。)
富士山と忠霊塔を一緒に見ることが出来るスポットはもう少し先になります。
ちなみにトイレはここに一か所、神社近くの広場にも一か所あります。
上の写真の「あずまや」の看板の先に行くと富士吉田の街並みが一望できる展望台に到着します。
個人的には忠霊塔越しの富士山より、富士吉田の街並みと富士山を一緒に撮るのが好きです。
天気が良いと先ほどの下吉田駅や富士山駅、富士急ハイランドなども見つけることが出来ます。
では満を持して忠霊塔のある展望デッキに行ってみたいと思います。
忠霊塔×冠雪富士山の絶景!日本一日本らしい景色がコチラ
展望デッキから見る景色がこちらになります。
この日は前日に雪が降ったので忠霊塔の屋根の部分に少し雪が残っています。
忠霊塔には世界中から観光客が訪れますが、その理由として”日本一日本らしい景色である”ということが挙げられます。
日本一の霊峰富士×日本らしい建造物の五重塔のコラボレーションは特に海外の方から大人気。「死ぬまでに一度は行きたいスポットだ。」と海外の方が言っていました。
展望デッキはこのようになっています。桜・紅葉シーズンを中心とした週末や元旦はこの展望デッキも人で埋まるほど観光客や地元の人でにぎわいます。
余談ですが、Googleで「japan」と検索すると忠霊塔の写真がたくさん出てきます。それほど海外の方からの忠霊塔への注目度が高いということが分かります。
忠霊塔は”戦没者慰霊の塔”
忠霊塔は今となっては富士山絶景スポットの一つになっていますが、元々は第一次世界大戦中の戦没者の慰霊の塔として建てられました。
忠霊塔の概要
正式名称:富士吉田市戦没者慰霊塔(俗称:忠霊塔)
所在地:富士吉田市新倉3360番地の1 市立新倉山浅間公園内
構造等
- 鋼板一文字葺鉄筋コンクリート五層建 大阪四天王寺の五重塔を模している。
- 大きさ 基礎部分7.3m四方 1階床面積4坪(13㎡)
- 高さ 19.5m(本体部分13m、相輪6.5m)
- 総工費 9,368,884円(工事費9,210,767円 事務費158,117円)
忠霊塔建立の経緯
富士吉田市戦没者慰霊塔(通称:忠霊塔)は、明治(1868年)以降の日本国として参戦した戦役(日清、日露、第一次世界大戦及び太平洋戦争)において戦没した市内出身者960余柱(現在1055柱)を合祀するため、市の援護会が中心となり、昭和33年8月12日に富士吉田市長を委員長とする富士吉田市慰霊塔建設委員会が設けられた。
委員会は、その建設資金を旧下吉田町在郷軍人林を恩賜林組合に売却した300万円を基礎資金として、その他不足する部分を広く市民の浄財に寄り、昭和34年4月起工し3年間の工事期間を経て昭和37年4月に完成し現在に至る。
富士吉田市慰霊塔奉賛会
富士吉田市遺族会
忠霊塔建設の経緯を紹介したこの案内板は、実は観光客が増えたここ数年に設置されたものです。忠霊塔に始めて訪れた方は、忠霊塔は富士山がきれいに見えるスポットの一つという認識の方が多いと思います。
せっかくここまで来たからには、忠霊塔は戦没者の慰霊の塔であることを知って帰って頂きたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
忠霊塔からの景色は日中に見ることが多いと思いますが、天気が良ければ夜でも富士山を見ることが出来ます。
もし県外から足を運んでくださるかたは、空気が澄んでいる冬に訪れるのがおすすめです。
是非ご家族やカップルで日本一日本らしい景色をお楽しみください。
アクセス
| スポット名 | 忠霊塔 |
| 所在地 | 〒403-0031 山梨県富士吉田市浅間2-4-1 |
| 営業日 | 年中無休 |
| 駐車場 | 100台 ※公園周辺は道幅が狭いため、駐車場までバスの進入はできません。 |
| トイレ | あり |
| 車でのアクセス | 中央自動車道河口湖ICから約15分、または富士吉田西桂スマートICから約12分 東富士五湖道路富士吉田ICから約15分、または山中湖ICから約20分 |













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